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グーズベリーは日陰が最適?初心者でも実がなる育て方とおすすめ品種

グーズベリーは日陰が最適?初心者でも実がなる育て方とおすすめ品種のタイトルスライド おすすめ庭木
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こんにちは。我が家に植えたい庭木ナビ 運営者の「toki」です。

お庭の日当たりがあまり良くなくて、果樹を育てるのを諦めていませんか。

庭の日当たりが悪くて、果樹を育てるのを諦めていませんか?と問いかけるスライド

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実は、グーズベリーの育て方にはちょっとしたコツがあり、強い直射日光よりもむしろ明るい日陰を好む性質があります。グーズベリーが枯れる原因の多くは夏の強光や乾燥にあるため、グーズベリーを地植えにしたりグーズベリーを鉢植えで楽しんだりする際にも、日陰の環境を上手に活かすことが大切です。日照不足で実がならないのではと心配されるかもしれませんが、適切な品種選びやお手入れ次第で十分に収穫を楽しめます。北海道などの冷涼な地域で育つイメージが強い植物ですが、暖地でも夏の西日を避けた場所なら元気に育ってくれますよ。収穫をたくさん楽しむためのうどんこ病対策や剪定方法、そしてセイヨウスグリとも呼ばれるこの植物を日陰で健康に育てるポイントについて、私の経験も交えながら詳しくご紹介していきます。

グーズベリーは明るい日陰が大好きで、夏の直射日光から植物を守る避難場所になることを解説するスライド

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記事のポイント

  • 日陰の環境がグーズベリーの生育に与えるメリットと注意点
  • 失敗しない品種選びと苗木の特徴
  • 日陰栽培で最も重要な水やりと剪定の具体的なテクニック
  • 病害虫を防ぎながら美味しい実を収穫するためのポイント

グーズベリー日陰栽培の基本と特徴

グーズベリーを日陰で育てる上で、まずはこの植物がどういう性質を持っているのか、基本的な特徴や品種、さらには風水的な意味合いまで、全体像をざっくりと把握していきましょう。日当たりの悪いお庭でも果樹栽培を楽しむための第一歩として、植物のルーツを知ることはとても大切ですね。

グーズベリー(セイヨウスグリ)とグーズベリーの別名

グーズベリーは、和名で「セイヨウスグリ(西洋酸塊)」と呼ばれるスグリ科スグリ属の落葉低木です。スグリの仲間にはレッドカラント(フサスグリ)やブラックカラント(カシス)などがありますが、グーズベリーもその親戚にあたりますね。緑色や赤紫色をした、縞模様のある真ん丸で可愛らしい実をつけるのが最大の特徴であり、完熟すると透明感のある美しい果実になります。

ちなみに、一般的な果樹は「お日様が大好きで、日光が当たらないと育たない」というイメージが強いですが、スグリ類はもともと冷涼な森の林縁部や、高木の枝葉に遮られた木漏れ日の下(アンダーストーリー)などで自生してきた植物です。そのため、強烈な直射日光に対する防御力が弱く、むしろ限られた散乱光を効率よく集めて光合成を行う能力に長けています。つまり、直射日光がガンガン当たる場所よりも、午前中だけ日が当たるような「明るい日陰(半日陰)」を好むという、果樹としては少し珍しい個性を持っているんです。

また、別名としては、英語名のGooseberryからそのままグーズベリーやグースベリー、もしくはグズベリーと呼ばれたり、フランス語ではグロゼイユ・アマクローと呼ばれたりと、世界中で様々な名前で親しまれています。

ただし、日本の厳しい夏の暑さと直射日光は、冷涼な気候を好むグーズベリーにとって致命的なストレスになり得ます。葉焼けを起こしたり、根が高温障害を起こして弱ってしまったりするため、あえて日陰に植えることで、強すぎる日差しから植物全体を守る「避難場所(リフュージア)」として機能させるのが栽培の大きなコツとなります。

ちょっとした豆知識
完全な暗闇(全天日射量がほぼゼロの場所)ではさすがに光合成ができずに枯れてしまいますが、壁に反射した光や、木々の間から差し込む数時間の光があれば十分に育ちます。この「耐陰性」の強さが、日本の狭小住宅の庭などでもグーズベリーが重宝される理由の一つですね。

グーズベリーの由来と品種、グーズベリーの苗木

グーズベリーの由来は主にヨーロッパや北米などの北半球の冷涼な地域にあります。古くは中世ヨーロッパの修道院などで栽培が始まり、薬用やジャム、果実酒などの加工用として大切に育てられてきました。日本には明治時代に導入され、気候が似ている北海道や東北地方、長野県などの寒冷地を中心に栽培が広まりました。

日陰栽培の最大の鍵は、うどんこ病などのカビに強い品種を選ぶことであるという説明スライド

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そして日陰で育てる場合、品種選びは栽培の成否を分ける極めて重要なポイントになってきます。なぜなら、日陰特有の「風が通りにくく湿気がこもりやすい」という微気象環境は、グーズベリーにとって大敵である「うどんこ病」というカビの病気を引き起こす絶好の条件となってしまうからです。

そこでおすすめなのが、遺伝的にうどんこ病に対する強い抵抗性を持った品種を選ぶことです。代表的なのは、フィンランド生まれの「ヒノマキ(Hinomaki)」系統ですね。赤い実をつけるヒノマキレッドや、黄色い実のヒノマキイエローなどがあり、耐寒性はもちろんのこと、病気に強いので日陰栽培でのリスクをグッと減らして無農薬・減農薬栽培を可能にしてくれます。

おすすめ品種ヒノマキ系統の特徴(うどんこ病や寒さに強く、無農薬で育てたい初心者向け)の解説スライド

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そのグーズベリーの苗木を選ぶ際は、春先(3月頃)や秋口(10月〜11月頃)に園芸店やネット通販に出回る、接ぎ木または挿し木から2〜3年経過した苗を探してみてください。ひょろひょろと徒長したものではなく、枝が太くてガッチリしており、節間が詰まっているものを選ぶのが成功の第一歩かなと思います。また、ポットの底穴から白い元気な根が少し見え隠れしているくらいの苗が、活着率が高くておすすめです。

グーズベリーのトゲ無しとグズベリーインビクタ

グーズベリーを育てる上で、多くの方が壁にぶつかるちょっと厄介な問題が「トゲ」の存在です。野生種の血を色濃く残すグーズベリーは、草食動物から身を守るために枝の至る所に鋭いトゲを密生させています。日陰の狭いスペースや壁際でお手入れや収穫をする際に、このトゲが服に引っかかったり、腕を引っ掻いて怪我をしてしまったりすることが多々あります。

そこでおすすめなのが、トゲが極めて少ない、あるいは全く無い「ピクスウェル(Pixwell)」などの改良品種です。名前の由来が「Pick well(収穫しやすい)」であることからも分かる通り、作業性が抜群に良く、枝がしだれるように長く伸びて結実するため、狭小地での日陰栽培には救世主のような存在となります。

おすすめ品種ピクスウェルの特徴(トゲが少なく、枝がしだれて狭い場所での収穫に最適)の解説スライド

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また一方で、とにかく大粒の実をたくさん収穫したい!という方には、イギリス生まれの「インビクタ(Invicta)」という品種も根強い人気があります。インビクタは非常に樹勢が強く、青リンゴのような爽やかな風味の大実をたわわに実らせます。

ただ、非常に鋭く硬いトゲが容赦なく生えているため、厚手の革手袋が必須になります。特に日陰に植えた場合、光を求めて枝が間延び(徒長)しやすくなるため、暴れる枝をこまめに剪定してコントロールできる中級者〜上級者向けの品種と言えるかもしれませんね。ご自身の庭の広さや、作業に割ける時間などを考慮して品種を選ぶのが一番です。

おすすめ品種インビクタの特徴(大粒で多収穫だが鋭いトゲがあり、こまめな手入れが必要な中級・上級者向け)の解説スライド

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品種名 系統・原産 特徴と日陰栽培への適性
ヒノマキ
(Hinomaki)
フィンランド うどんこ病に対する極めて強い耐病性を持つ。赤い実と黄色い実の系統があり、日陰の多湿環境でも病気になりにくいため最もおすすめ。
ピクスウェル
(Pixwell)
アメリカ 枝にトゲがほとんどなく、実が垂れ下がるように付くため収穫作業が安全で容易。狭い日陰の通路や壁際での栽培に最適。
インビクタ
(Invicta)
イギリス 大粒で多収穫、うどんこ病耐性もあるが、非常に鋭いトゲが密生する。樹勢が強いため日陰では徒長しやすく、こまめな剪定技術が必要。

グーズベリーの花言葉とグーズベリーの縁起

せっかく我が家のお庭に植物を植えるなら、その木が持っている素敵な意味合いや歴史的背景も知っておきたいですよね。グーズベリーの花言葉には、「期待」「予想」「真の幸福」「あなたを喜ばせる」といった、これから訪れる未来への前向きな言葉がたくさん並んでいます。厳しい冬の寒さを乗り越え、春先に葉の付け根からひっそりと下向きに咲く小さな花弁を見つけると、まさに「今年はどんな実をつけてくれるかな?」という期待感で胸がいっぱいになります。

そして初夏に向けて、緑色の小さな玉が徐々にぷっくりと膨らみ、透明感のある赤や黄色へと染まっていくプロセスを観察するのは、日々の暮らしにささやかな癒やしを与えてくれます。

さらに縁起という面でも、ヨーロッパの農村部では古くから「豊穣のシンボル」や「妖精の隠れ家」として親しまれており、庭の片隅に実りをもたらす縁起の良い果樹として大切にされてきました。

私自身、休日の朝に子供たちと一緒に庭に出て、木漏れ日の中で赤く色づいたグーズベリーを収穫するのが毎年の楽しみになっています。日陰という少し控えめな場所であっても、季節の巡りとともに健気に実をつけるその姿は、家族みんなに小さな喜びと「真の幸福」を運んでくれる素晴らしい存在だなと実感しています。

グーズベリーの風水的な吉方位とグーズベリーの効能

お庭のレイアウトを考える際に、風水的な吉凶を気になさる方も多いのではないでしょうか。風水の観点から見ると、たくさんの実をつける果樹は全般的に「金運」や「豊穣」「子孫繁栄」の良い気(エネルギー)をもたらすと解釈されています。グーズベリーのような丸くて可愛らしい実をつける低木は、特に東南(人間関係や良縁を呼び込む)や西(金運をアップさせる)の方角に植えると良い気を取り込めると言われています。

ただし、風水の吉方位だからといって、建物の隙間などの全く風が通らず日も当たらないジメジメした悪環境に無理やり植え付けるのは絶対にNGです。風水の大前提は「植物自体が生き生きと健康に育ち、清浄な気を発していること」ですので、「西日を避けられる東側の明るい日陰」など、植物の生理的欲求を満たす環境を最優先してあげてくださいね。木が枯れてしまっては、せっかくの良い運気も逃げてしまいますから。庭木と風水で運気UP!最適な配置とおすすめ方角で気の流れを整える の記事も参考にして最適な場所を見つけてください。

また、グーズベリーの効能として特筆すべきは、その豊富な栄養素です。ビタミンCをはじめ、疲労回復に役立つクエン酸やリンゴ酸などの有機酸、さらには体内の余分な塩分を排出するカリウムなどがたっぷりと含まれています。夏の暑さでバテ気味な身体に、この鮮烈な酸味がシャキッとした活力を与えてくれます。

注意・効能に関する免責事項
グーズベリーにはビタミン類や有機酸が豊富に含まれており、毎日の健康維持や栄養補給に役立つ自然の恵みですが、ここで紹介している効能はあくまで一般的な食品としての目安です。特定の病気の治療や予防効果を医学的に保証するものではありません。健康に関する最終的な判断や、食事療法としての取り入れ方については、必ずかかりつけの医師や専門家にご相談くださいますようお願いいたします。

グーズベリーの食べ方とおすすめレシピ

待ちに待った初夏、6月から7月頃にかけて収穫の適期を迎えるグーズベリーですが、日陰の環境でじっくりと育てられた実は、お日様をたっぷり浴びた日向の実と比べると、光合成で作られる炭水化物の量がやや少なくなるため、糖度(Brix値)が低めで酸味が強く残る傾向があります。

「せっかく育てたのに酸っぱいなんて…」とガッカリされるかもしれませんが、どうか安心してください!実は、この強烈で爽やかな酸味こそが、グーズベリーという果実が持つ最大の魅力であり、加工用として世界中で高く評価されている理由なんです。生のままパクッと食べるよりも、その酸味と果皮に豊富に含まれる天然のペクチンを活かしたジャムやゼリー、シロップ漬けなどにするのが、最も王道で美味しい食べ方ですね。

グーズベリーの最大の魅力は酸味であり、天然成分を活かしたルビー色に輝く自家製ジャムやシロップが王道であるという説明スライド

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そして、作り方はとても簡単で、お鍋に洗ったグーズベリーとお好みで果実の50%〜60%程度の重さのお砂糖を入れ、焦げないように弱火でコトコトと煮込むだけです。市販のペクチンを追加しなくても、果実自体の力でトロリと完璧にゲル化し、ルビー色や琥珀色の宝石のように美しいジャムに仕上がります。出来上がった自家製ジャムをこんがり焼いたトーストにたっぷりと塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、あるいはタルトやパウンドケーキの焼き菓子に練り込んだりと、万能なレシピとして大活躍してくれます。

また、ヨーロッパではサバなどの脂の乗った青魚のソテーに、酸味の効いたグーズベリーソースを合わせるのが伝統的なレシピ(フランス料理のグロゼイユ・アマクローソースなど)として知られており、お肉やお魚の脂っこさをスッキリと中和してくれる素晴らしい調味料にもなります。

パンやヨーグルトだけでなく、お肉やお魚の脂っこさを中和する極上のソースとしても大活躍するというスライド

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実践編:グーズベリーの日陰での上手な育て方

ここからは、実際に日陰という特殊な環境下でグーズベリーを健康に育て上げ、毎年安定して美味しい実を収穫するための、具体的なお手入れ方法や栽培テクニックについて、さらに深掘りして解説していきます。日照不足を補うための工夫が満載です。

グーズベリーの地植えの育て方とグーズベリーの剪定

グーズベリーをお庭に地植えにする場合、日向のレイアウト以上に「土壌の物理的な水はけの良さ(透水性)」が植物の生死を分ける決定的な鍵となります。日陰は直射日光による地表からの水分蒸発がほとんどないため、土が一度濡れるとなかなか乾きません。水はけの悪い粘土質の土にそのまま植えてしまうと、根の周りが常に泥沼のような過湿状態となり、酸素欠乏による「根腐れ」をあっという間に起こしてしまいます。

なので、植え付けの際は、直径と深さがそれぞれ50cmほどの大きめの穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の量の完熟腐葉土や牛ふん堆肥、さらにパーライトや硬質赤玉土の中粒などをしっかりと混ぜ込んで、大雨が降ってもスッと水が引くようなフカフカの団粒構造の土を作ってあげましょう。少し土を盛って高植えにするのも効果的です。

日陰の土作りは水はけが命であり、大雨でもスッと水が引くフカフカの土を作る重要性を説明したスライド

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そして、日陰栽培において土作りと同じくらい、いやそれ以上に重要とも言えるのが「剪定」の作業です。日陰はどうしても風通しが悪くなりがちで、枝が密集して内部が蒸れると、最も警戒すべき病気である「うどんこ病」が高確率で発生してしまいます。(出典:農林水産省『指定有害動植物について』)うどんこ病は葉や茎に白いカビの粉がふく厄介な病気で、光合成を阻害して果実の品質を著しく落とします。

これを防ぐためには、冬の休眠期(12月〜2月頃)に、株の真ん中を空洞にする「杯状(オープンセンター)仕立て」を意識して枝を切ることが重要です。内側に向かって生えている交差枝や、結実年数が経過して黒ずんだ古い枝を、中途半端に残さず地際(根元)からスッキリと切り落としましょう。株の内側に空気の通り道と、わずかな散乱光が奥まで届く道を作ってあげるイメージですね。この物理的な風通しの確保こそが、化学農薬に頼らない最強の病害予防策となります。

冬の剪定で真ん中を空洞にする杯状に枝を切り、風と光の通り道を作って病気を防ぐ方法のスライド

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グーズベリーの鉢植えと育て方

お庭に地植えするスペースがない方や、季節ごとに日当たりや風通しを細かく調整したい方には、鉢植えでの栽培が非常におすすめです。

日陰でグーズベリーを鉢植えとして育てる場合、最も失敗しやすいのが「水やりのタイミング」です。ガーデニングの基本は「表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与える」ことですが、日照が制限された日陰の環境では、土が完全に乾くまでに数日から、季節によっては一週間以上かかることも珍しくありません。土がまだ湿っているのに、「毎日朝の習慣だから」と機械的に水を与え続けてしまうと、鉢の中の粗孔隙(空気を保持する隙間)が常に水で満たされた状態になり、根が呼吸できずに窒息死してしまいます。

これを防ぐためには、視覚的な土の色だけで判断せず、必ず指の第一関節くらいまで土の中に差し込んでみて、中の湿り気を直接確認する「フィンガーテスト」を徹底してください。本当に乾いていることを確認したら、今度は中途半端な量ではなく、鉢の底穴から古い水が勢いよく流れ出るまで「たっぷりと」与えます。このたっぷりの灌水は、水分を補給するだけでなく、土の中に溜まった根の老廃ガス(二酸化炭素)を外に押し出し、水が引く力で新鮮な酸素を土の奥深くまで引き込む「土壌呼吸(ガス交換)」という極めて重要な役割を担っています。

鉢植えの水やりは必ず指で乾きを確認し、乾いていたら鉢底から出るまでたっぷりと与える基本を解説したスライド

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そして、使用する鉢の素材も、プラスチック製よりは側面からも水分が適度に蒸散して通気性の良い、素焼き鉢(テラコッタ)やスリット鉢を選ぶとより安全に管理できるかなと思います。また、鉢植えは根詰まりを起こしやすいので、2〜3年に1回は一回り大きな鉢に植え替えるか、古い根を少し整理して新しい土でリフレッシュさせてあげましょう。

グーズベリーの挿し木とグーズベリーの種まき

美味しい実をつけてくれたお気に入りのグーズベリーを、もう一株増やしてみたい!と思ったとき、一般的には種を採って撒く「種まき(実生)」ではなく、親株の枝を切り取って発根させる「挿し木」や、枝を曲げて土に埋める「取り木」といったクローン増殖(栄養繁殖)を行います。

なぜなら、種から育てた場合、親と全く同じ優れた性質(病気への強さや実の大きさなど)を引き継ぐとは限らず、しかも花が咲いて実がなるまでに4〜5年という長い年月がかかってしまうからです。

一方、挿し木であれば早ければ翌年、遅くとも翌々年には立派な実をつけてくれます。そして特筆すべきは、この「挿し木」というデリケートな作業において、日陰の微気象環境がとてつもなく有利に働くという事実です。切り取ったばかりの枝(穂木)はまだ根を持たないため、葉からの水分の蒸散に対して極めて脆弱です。直射日光の当たる日向で挿し木を管理してしまうと、吸水能力を蒸散量が上回り、カルスが形成されて根っこが生える前にカラカラに乾燥して枯れてしまうリスクが非常に高いのです。

これに対し、風の当たらない明るい日陰で管理することで、周囲の空中湿度が高く保たれ、穂木の過度な蒸散が抑えられるため、水切れによる失敗(枯死率)を劇的に低下させることができます。やり方は簡単で、冬の剪定で切り落とした充実した枝を15cmほどの長さに切り揃え、切り口を斜めに鋭くカットして数時間水揚げした後、清潔な鹿沼土や赤玉土に深く挿し込むだけです。切った枝を捨てずに、ぜひ日陰の静かな場所で挿し木にチャレンジして、命の繋がりを楽しんでみてくださいね。

日陰の環境は乾燥しにくいため、切った枝を土に挿して増やす挿し木が成功しやすいという解説スライド

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グーズベリーを庭に植えている人の口コミ・感想レビュー

実際に、日当たりがあまり良くない日陰気味のお庭や、建物の隙間などでグーズベリーを育てている方々のリアルな口コミや感想をリサーチしてみると、この果樹の隠れたポテンシャルが見えてきます。

ポジティブな声として非常に多いのは、「最初は日当たりが悪くて果樹栽培なんて無理だと諦めていたけれど、西日を完全に避けた建物の東側に植えたら、夏の猛暑でも葉焼けを一切起こさずに驚くほど元気に育ってくれた」

「午前中のわずかな木漏れ日しか当たらない場所なのに、毎年自家製ジャムが数瓶作れるくらい、ボウル一杯の収穫ができている」といった、耐陰性の強さを称賛する喜びの声です。

一方で、栽培の難しさに直面した方の失敗談として、「トゲがすごいインビクタを狭い通路の陰に植えてしまったため、雑草取りや手入れのたびに服がビリビリに破け、腕が傷だらけになって本当に後悔した。トゲ無しのピクスウェルに植え替えました」

「日陰だからと油断して枝を伸ばし放題に放置していたら、梅雨時に株の内部がジャングルのようになり、葉っぱも未熟な実も真っ白な粉(うどんこ病)まみれになって全滅してしまった」というリアルな反省の声も散見されます。

これらのレビューから見えてくるのは、日陰という環境はグーズベリーにとって決して劣悪な場所ではなく、夏の暑さを凌ぐ最高のオアシスになり得るものの、それに甘えすぎず、「うどんこ病に強い品種選び」「トゲの有無の確認」、そして何より「風通しを確保するための容赦のない大胆な剪定」という適切なマネジメントが絶対に不可欠である、という教訓ですね。

まとめ:グーズベリー日陰栽培を成功させる秘訣

ここまで、非常に長文にお付き合いいただき本当にありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

グーズベリーは、強い直射日光を必須とする一般的な果樹とは異なり、強すぎる日本の夏の日差しと高温乾燥を避けた「明るい日陰」を最大の味方につけることで、誰でも元気に育てることができる非常に奥深く魅力的な果樹です。日照不足だからといって、お庭での実りを諦める必要は全くありません。

栽培を成功させるための最大の秘訣(ポイント)は、

まず第一に「ヒノマキ」系統などのうどんこ病に強い品種、あるいは「ピクスウェル」のようなトゲが少なく狭い日陰でも作業性の良い品種を賢く選択することです。

第二に、日陰特有の乾きにくい土壌環境を考慮して、水はけの良いフカフカの土を用意し、鉢植えの場合は指で乾きを確認する「フィンガーテスト」を怠らないこと。

そして第三に、休眠期の冬には株の中心をくり抜くような「杯状仕立て」の大胆な剪定を行い、株の内側に新鮮な風と光の通り道をしっかりと確保してあげることです。

これらのお手入れのルールさえ守れば、日陰のデッドスペースであっても、初夏には可愛らしい縞模様の実をたくさん収穫し、極上の酸味を活かした自家製ジャムやシロップを毎年楽しむことができますよ。

また、肥料のやり過ぎ(特に窒素成分)は、枝の徒長を招き病害虫を呼び寄せる原因になるので、リン酸やカリウムを中心にゆっくり効かせてあげるのも大切なコツです。

グーズベリー日陰栽培を成功させる三大原則(品種選び、指での水確認、冬の剪定による風通し)のまとめスライド

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栽培に関する免責事項
本記事でご紹介したグーズベリーの育て方、水やりの頻度、剪定の時期や手法、および病害虫の対策に関する情報は、あくまで一般的な栽培の目安となるものです。実際にお住まいの地域の気候条件(寒冷地か暖地か)、日照時間、土壌の質、その年の異常気象などによって、植物の生育状況は大きく異なります。また、殺菌剤などの農薬をご使用になる際は、必ず商品のラベルやメーカーの公式サイトの最新情報をよくご確認いただき、定められた用法・用量・適用作物を厳守してご使用ください。ご自身の栽培環境に合った最適な判断に迷われた場合は、お近くの園芸店や造園の専門家にご相談されることをおすすめいたします。

お庭のちょっと暗くて寂しかった日陰のスペースを、美味しい実りをもたらし、家族を笑顔にしてくれる素敵な空間に変えてみませんか?この機会にぜひ、グーズベリーの栽培に挑戦して、植物と触れ合う豊かで楽しい時間を見つけてみてくださいね。

日陰だからと諦めず、季節の巡りとともに実をつける果樹をご家庭のお庭で楽しんでみてくださいという締めくくりのスライド

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