こんにちは。我が家に植えたい庭木ナビ 運営者の「toki」です。春に可愛らしい花を咲かせ、初夏には真っ赤な宝石のような実をつけるさくらんぼの木。庭木として憧れますよね。でも、いざ植えようと思うと「庭に植えてはいけないと言われるのはなぜ?」「大きくなりすぎて困ることはないのかな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。また、実際に育ててみると「花が咲かない」「実がなるまで何年かかるの?」といった疑問も出てくるものです。私自身も、庭づくりを始めた頃はどの品種を選べばいいのか悩み、虫や病気の対策に頭を抱えた経験があります。このガイドでは、さくらんぼを家庭で楽しむためのリアルな情報を、私の失敗談も交えながら包み隠さずお伝えします。
記事のポイント
- さくらんぼを庭に植える際のメリットとデメリットのバランス
- 初心者でも失敗しにくい品種選びと苗木の植え付け時期
- 実をしっかり収穫するための受粉や剪定の具体的なコツ
- 庭木として長く楽しむための大きさのコントロール方法
さくらんぼの木を庭木に選ぶ前の基礎知識と評判
さくらんぼの木を庭に植えてはいけないデメリット
インターネットで検索していると、「さくらんぼの木 庭に植えてはいけない」というドキッとするキーワードを目にすることがありますよね。これ、実は単なる噂ではなく、実際に育ててみて初めて分かる「いくつかの切実な理由」があるからなんです。これから植えようとしている方のやる気を削ぐつもりはありませんが、心構えとして知っておいてほしい3つの大きな壁があります。

↑イメージ:我が家に植えたい庭木ナビ
まず一つ目は、なんといっても「虫との戦いが激しい」ことでしょう。バラ科の植物は虫に好かれやすいのですが、さくらんぼはその代表格。「モンクロシャチホコ」や「イラガ」といった毛虫類が、気づくと葉っぱをムシャムシャと食べていて、あっという間に丸坊主にされてしまうことも。特にイラガの幼虫は、うっかり触れると電気が走ったような激痛が走るので、小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。また、新芽の柔らかい部分にはアブラムシがびっしりとつくことも日常茶飯事で、こまめな観察と消毒が欠かせません。

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二つ目は「想像以上に巨木化しやすい」という点です。さくらんぼの木は樹勢が強く、地植えにして条件が良いと、数年で2階の屋根に届くほどの高さ(5メートル以上)に成長することもあります。大きくなりすぎると、剪定はもちろん、高いところにある実の収穫や消毒作業が物理的に不可能になってしまいます。「庭のシンボルツリーに」と気軽に植えた結果、日当たりが悪くなってしまったり、隣家へ枝がはみ出してトラブルになったりするケースも少なくありません。

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そして三つ目が「実をつける難易度が高い」こと。これが一番の悩みかもしれません。「植えれば勝手に実がなる」と思っていると痛い目を見ます。多くのさくらんぼ(特に高級品種)は「自家不和合性」といって、自分の花粉では受精できない性質を持っています。つまり、相性の良い別の品種をもう一本近くに植えないと実はなりません。さらに、開花時期に雨が続くとミツバチが飛ばず、受粉不良で生理落果(実が落ちる現象)が起きてしまいます。

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「桜切る馬鹿」のリスク
昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われますが、さくらんぼの木も剪定の切り口から菌が入りやすく、非常にデリケートです。適当に枝を切ると、そこから樹脂病や腐らん病にかかり、最悪の場合は木全体が枯れてしまうことも。剪定には正しい知識と、切った後のケア(癒合剤の塗布など)が必須となるため、「手のかからない木がいい」という方には正直おすすめしにくいのが本音です。
さくらんぼの木と桜の木の違いや見分け方
春になるとピンク色の花を咲かせるという点では同じに見えますが、私たちが普段お花見で愛でる「ソメイヨシノ」などの観賞用の桜と、スーパーで売られている果実がなる「さくらんぼの木(実桜:みざくら)」には、植物学的にも用途的にも明確な違いがあります。
最大の違いは、当然ながら「果実を食用とするかどうか」です。観賞用の桜も花後に小さな黒っぽい実をつけることがありますが、これは果肉がほとんどなく、味も苦くて渋いため、鳥は食べても人間が食べるのには適していません。一方、さくらんぼの木(主な系統としてセイヨウミザクラやシナミザクラ)は、品種改良によって果肉が厚くなり、糖度と酸味のバランスが取れた美味しい実をつけるように進化してきました。
見分け方のポイントとして分かりやすいのが「開花時期」です。地域にもよりますが、さくらんぼ(特に暖地桜桃などのシナミザクラ系)は、ソメイヨシノよりも開花が早く、3月中旬頃から咲き始めることが多いです。佐藤錦などのセイヨウミザクラ系はソメイヨシノと同時期か少し遅いくらいでしょうか。
また、花の見た目にも違いがあります。ソメイヨシノが淡いピンク色であるのに対し、さくらんぼの花は品種によって異なりますが、真っ白に近い色や、逆に濃いピンク色をしているものが多いです。さらに、さくらんぼの木には、受粉を助けるための蜜腺(みつせん)が葉の柄の部分に目立って存在することも特徴の一つです。
ちなみに、日本の市場で流通しているさくらんぼの多くは「セイヨウミザクラ(Prunus avium)」という種に属しています。これは冷涼で雨の少ない気候を好むため、山形県などが主な産地となっています。一方、関東以西の暖かい家庭の庭でよく見かけるのは「シナミザクラ(Prunus pseudocerasus)」の系統である「暖地桜桃」などで、こちらは暑さに強く育てやすいのが特徴です。
公的データに見るさくらんぼの分類
農林水産省の分類でも、これらは明確に区別されており、栽培に適した地域や管理方法も異なります。これから庭木として迎える場合は、自分が住んでいる地域が「セイヨウミザクラ」に適しているのか、それとも「シナミザクラ(暖地桜桃)」の方が安全なのかを知ることが、失敗しない第一歩となります。
(出典:農林水産省『果樹農業振興基本方針』)
さくらんぼの木の由来と名前の語源
普段何気なく呼んでいる「さくらんぼ」という名前。この響き、なんだか可愛らしくて愛着が湧きますよね。実はこの名前には、日本人と桜の深い関わりや愛情が込められているのをご存知でしょうか?
さくらんぼは、元々は「桜の坊(さくらのぼう)」と呼ばれていたものが、時代とともに変化して「さくらんぼ」になったと言われています。「坊」というのは、「赤ん坊」や「あばれん坊」のように、子供や親しみのある対象、あるいは小さな丸いものを指す言葉です。桜の木になる、小さくて愛らしい実を、まるで我が子のように愛着を持って呼んだのが始まりだという説が有力です。
植物学上の正式な和名は「桜桃(おうとう)」と言います。園芸や農業の専門書、あるいは苗木のタグなどには「桜桃」と書かれていることも多いですね。一般的には、木そのものを指すときは「桜桃の木」や「実桜(みざくら)」、そしてその果実を指すときに「さくらんぼ」と呼ぶ使い分けが定着しています。
日本にセイヨウミザクラが本格的に入ってきたのは明治時代の初め頃。北海道や東北地方での開拓に伴って導入されました。それ以前から日本にも自生するサクラ属の木はありましたが、現在の甘くて大きなさくらんぼは、遠い海を渡ってやってきた西洋の品種が日本の風土に合わせて改良されたものなのです。名前の由来を知ると、庭に植えたその木が実をつける様子が、より一層愛おしく感じられるかもしれませんね。
さくらんぼの木の風水的な意味と方角
庭木を植える際、実用性だけでなく「風水」や「家相」が気になるという方も多いと思います。「実のなる木は縁起が良い」と喜ばれる一方で、「庭に大きな木を植えると家の精気を吸い取る」なんていう怖い言い伝えを耳にすることもあり、迷ってしまいますよね。
風水の観点から見ると、さくらんぼのような「赤い実」をつける木は、非常に強い「陽の気」を持っているとされています。赤色は活力や情熱の象徴であり、家全体の運気を活性化させるパワーがあると言われているのです。具体的には、以下のような運気アップが期待できるとされています。
- 東の方角:「発展運」や「仕事運」をつかさどる方角です。ここに植えることで、若々しいエネルギーを取り込み、新しいことへの挑戦を後押ししてくれると言われます。
- 南東の方角:「人間関係運」や「恋愛運」に良いとされる方角です。風に乗って良縁が運ばれてくる位置とされ、可愛らしい実がなるさくらんぼはぴったりです。
- 南の方角:「知性」や「美容」、「人気運」に関係します。太陽の光をたっぷり浴びて赤く色づく実は、この方角の持つ火のエネルギーと相性が良いです。
逆に、避けたほうが無難とされるのは、家の中心から見て「北東(鬼門)」や「南西(裏鬼門)」の方角です。ただし、これはさくらんぼに限らず、多くの庭木で「神様の通り道だから不浄にしてはいけない(=泥や落ち葉で汚しやすい庭木は避ける)」という意味合いが強いものです。
風水よりも大切なこと
風水は環境学の一種であり、現代風に解釈すれば「快適な住環境を作るための知恵」です。さくらんぼにとって最も重要なのは「日当たりと水はけの良さ」です。いくら吉方位だからといって、日陰のジメジメした場所に植えて枯らしてしまっては元も子もありません。「木が元気に育つ場所=家にとっても良い気が流れる場所」と考えて、植物の生理生態を優先した場所選びをしてあげるのが、結果的に一番の開運アクションになるかなと思います。
さくらんぼの木を庭に植えている人の口コミ
「憧れだけで植えてしまって大丈夫かな?」「実際の手入れはどれくらい大変なの?」そんな不安を解消するために、実際に庭でさくらんぼを育てている先輩ガーデナーたちのリアルな声を、SNSや園芸コミュニティから集めてみました。成功体験だけでなく、失敗談や苦労話にも耳を傾けることで、植えた後の生活が具体的にイメージできるはずです。

↑イメージ:我が家に植えたい庭木ナビ
| 良い口コミ・喜びの声 | 「春の花が満開になると、庭全体がパッと明るくなって本当に綺麗!花見と収穫、一度で二度おいしいのが魅力です。」
「子供と一緒に赤い実を探して収穫するのが毎年の恒例行事。スーパーで買うと高い佐藤錦も、自家栽培ならお腹いっぱい食べられる贅沢!」 「完熟した実をその場で食べる味は格別。流通しているものは早めに収穫されているけど、樹上で完熟させた甘さは育てた人だけの特権です。」 |
|---|---|
| 大変な口コミ・苦労話 | 「収穫直前の朝、楽しみにしていた実がすべてヒヨドリに食べられていました…。防鳥ネットを張るのが遅れた自分を恨みました。」
「とにかく毛虫の発生がすごい。消毒をサボったら葉っぱがレース状になってしまい、近所迷惑にならないかヒヤヒヤしました。」 「『1本でもなる』と書いてあった苗を買ったのに、数年経っても数個しか実がつかない。やっぱり受粉樹が必要だったのかも…。」 |
口コミ全体を見渡すと、やはり「手間はかかるけれど、収穫できた時の感動は何物にも代えがたい」という意見が圧倒的です。鳥との知恵比べや、虫との戦いは避けて通れませんが、それを乗り越えて手にする赤い宝石は、お店で買うものとは比較にならないほどの価値があるようです。特に「完熟の味」を知ってしまうと、もう栽培をやめられないという声も多く聞かれました。
さくらんぼの木を庭木で上手に育てる栽培のコツ
さくらんぼの木を植える時期と苗木の選び方
さくらんぼ栽培のスタートダッシュを決めるのは、適切な「時期」と「苗木選び」です。これを間違えると、根付かずに枯れてしまったり、いつまでたっても実がならなかったりと、出だしからつまずくことになります。
まず植え付けの適期ですが、一般的には葉が落ちて木が休眠している「12月から3月頃」がベストシーズンです。関東以西の暖かい地域では、厳冬期を避けた12月か3月が適しており、寒冷地では雪解けを待ってから芽吹く直前の春植えが最も安全です。この時期に植えることで、春の活動開始とともに新しい根がスムーズに伸び始めます。
次に苗木の選び方ですが、ここで最も重要なのが「自分の住んでいる地域の気候に合った品種を選ぶ」ことです。
地域別・おすすめ品種の選び方

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- 関東以西の暖かい地域(暖地):
夏の暑さに弱い品種は避けるべきです。おすすめは「暖地桜桃(だんちおうとう)」や「シナミザクラ」。これらは暑さに強く、受粉樹がなくても1本で実がなるものが多いため、初心者の方に最適です。また、自家結実性を持つ「ステラ」なども比較的育てやすいでしょう。 - 東北・北海道・中部高冷地など(涼しい地域):
さくらんぼの本場である山形の気候に近い場所なら、「佐藤錦」「ナポレオン」「紅秀峰」といった有名品種に挑戦できます。ただし、これらは基本的に自家不和合性が強いため、相性の良い2品種以上を植える必要があります。
ホームセンターや園芸店で苗木を選ぶ際は、ひょろひょろと背が高いものよりも、幹が太くてガッシリしており、芽(節)の間隔が詰まっているものを選びましょう。また、接ぎ木(つぎき)部分のテープが食い込んでいないか、ぐらつきがないかも必ずチェックしてください。

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さくらんぼの木の実がなるまでの期間
「苗木を植えたら、いつからさくらんぼが食べられるの?」というのは、栽培を始める誰もが抱く疑問ですよね。期待に胸を膨らませて植えたのに、翌年もその翌年も実がならないと、「育て方が間違っているのかな?」と不安になってしまうものです。
一般的に、1年生の苗木(接ぎ木して1年目の棒状の苗)を植え付けた場合、初収穫までには早くて3年、通常で4~5年程度かかると考えてください。「桃栗三年柿八年」という言葉がありますが、さくらんぼも桃と同じくらい、あるいはそれ以上に樹勢が落ち着くのに時間を要する果樹です。

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ただし、これはあくまで目安です。品種によっても差があり、成長の早い「暖地桜桃」などは植え付け後2~3年でチラホラと実をつけ始めることもあります。逆に、大玉の高級品種などは、木が十分に大きく育つまで花芽をつけないこともあります。
早く収穫したい場合は、園芸店ですでに数年間育成された「大苗(3年生苗など)」を購入するのも一つの手です。これなら植え付けた翌年や翌々年から収穫が期待できる場合もあります。しかし、焦りは禁物。最初の数年は「木を大きくし、骨格を作る期間」と割り切って、花が咲いても摘み取ってしまい、木の成長にエネルギーを使わせる(養生させる)ことが、将来的に長く安定して収穫するためのコツでもあります。
さくらんぼの木の大きさと成長スピード
さくらんぼの木は、果樹の中でもトップクラスに成長スピードが速い木です。「桜」の名がつく通り、条件が良ければグングンと枝を伸ばし、地植えにして放任すると、あっという間に高さ5メートル、枝張りも数メートルに達します。狭い庭に植えてしまうと、数年後には「大きくなりすぎて手に負えない」「隣の家の敷地に枝が入ってしまった」というトラブルになりかねません。
庭木として管理しやすくするためには、最初から大きさのコントロールを計画しておく必要があります。もしスペースに余裕がない場合や、あまり大きくしたくない場合は、地植えではなく「鉢植え(コンテナ栽培)」を強くおすすめします。鉢という限られたスペースで根の成長を制限(ルートリストリクション)することで、地上部の成長も抑えられ、コンパクトな樹形で楽しむことができます。また、鉢植えには「木が生命の危機を感じて、早く子孫を残そうとするため、花芽がつきやすくなる」という嬉しいメリットもあります。
地植えにする場合でも、植え付け場所は将来の樹冠(枝の広がり)を想定して、隣家や壁から十分に離すことが大切です。そして何より、後述する毎年の「剪定」によって、人間が管理できる高さ(脚立で届く2.5メートル程度)に抑え続ける覚悟が必要です。
さくらんぼの木の花が咲かない原因と対策
「植えてから5年も経つのに、葉っぱばかり茂って全然花が咲かない…」という悩みは、さくらんぼ栽培で非常によくあるトラブルです。これにはいくつかの典型的な原因があります。
花が咲かない主な理由とチェックリスト
- 木がまだ「子供」である:
前述の通り、まだ体が未熟な段階(幼木期)は、木は実をつけることよりも体を大きくすることに専念します(栄養成長)。これは自然なことなので、気長に待つしかありません。 - 剪定で花芽を切り落としている:
これが一番多い失敗です。さくらんぼの花芽(翌年花になる芽)は、夏の間に「短い枝の付け根」に作られます。冬の剪定で「邪魔だから」と短い枝を全て切り落としてしまうと、せっかくの花芽を捨てていることになります。 - 日照不足:
さくらんぼは「陽樹」といって、日光が大好きな植物です。日当たりが悪い場所では、木は光を求めてひょろひょろと枝を伸ばすだけで、花芽を作るエネルギーを蓄えることができません。 - 肥料(窒素)のあげすぎ:
「早く大きくなれ」と肥料をたっぷりとあげていませんか?特に「窒素分」が多い肥料を与えすぎると、枝葉ばかりが勢いよく伸びて花が咲かない「木ボケ(徒長)」という状態になります。
対策としては、まず日当たりの良い場所に植える(または鉢を移動する)ことが大前提。そして肥料は窒素を控えめにし、花付きを良くする「リン酸」や「カリ」を含んだ有機肥料に切り替えます。剪定の際は、長く伸びた枝だけでなく、短い枝(短果枝)を大切に残すように意識してみましょう。
さくらんぼの木を大きくしない剪定の方法
庭木としてさくらんぼと長く付き合っていくためには、剪定技術が欠かせません。特に「高さを抑える」剪定は、管理のしやすさに直結します。ここでは、プロも実践する基本の考え方をご紹介します。
まず、木を低く仕立てるための基本形は「開心自然形(かいしんしぜんけい)」と呼ばれる、ワイングラスのような形です。主幹(メインの幹)を地上60cm~80cmくらいの高さでバッサリと切り(芯止め)、そこから出た枝を横方向へ3~4本伸ばして主枝にします。こうすることで、木の内側まで日が当たりやすくなり、高さも抑えられます。
具体的な剪定の手順としては、冬(落葉期)に行います。
- まず、枯れた枝や病気の枝、内側に向かって伸びる邪魔な枝を取り除きます。
- 次に、真上に勢いよく伸びる枝(徒長枝)は、養分を奪うだけで花がつかないことが多いので、根元から切ります。
- 高さを抑えたい場合は、上に向かって伸びている主枝の先端を、外側に向かって伸びている弱い枝の分岐点で切り替えます(切り戻し剪定)。

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太い枝を切る時の「切り残し」テクニック
さくらんぼの木は、太い枝を幹のギリギリで切ると、そこから枯れ込み(ダイバック)が入りやすく、最悪の場合、主幹まで腐ってしまうことがあります。太い枝を落とすときは、あえて幹から20~30cmほど残して切り(スタブカット)、残した部分が枯れてから数年後に際で切り直すか、癒合剤をたっぷりと塗って保護することが非常に重要です。
さくらんぼの木は庭木として楽しめる果樹のまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。ここまで、少し厳しいことも含めてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
さくらんぼの木は、確かに「植えてはいけない」と言われるような、手のかかる側面を持っています。虫がついたり、病気になりやすかったり、剪定にコツが必要だったりと、植えっぱなしで育つようなイージーな植物ではありません。しかし、だからこそ、手間暇かけて育てた木が春に満開の花を咲かせた時の美しさや、新緑の中で輝く真っ赤な実を見つけた時の感動は、他の庭木では味わえない特別な体験となります。

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もしあなたが初心者であれば、まずは無理をせず、暑さに強くて実つきの良い「暖地桜桃」や、1本でも実がなる「ステラ」などの育てやすい品種から始めてみるのが成功への近道です。最初から完璧を目指す必要はありません。失敗しながら、木と一緒に成長していくプロセスそのものを楽しむ。そんな気持ちで、季節の移ろいを感じるパートナーとして、さくらんぼの木を庭に迎えてみてはいかがでしょうか。

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